投稿日:2008/06/06(Fri)
Q:38 家を購入したばかりでこれから庭をする予定です。
タイルを敷こうと思いホームセンターへ行ったのですがローマ平板と呼ばれる石のタイルにするかラバータイルにするか悩んでます。
一般的には石のタイルだと思いますが、小さい子供がいるのでラバータイルも捨てきれないのだけど一般家屋の屋外の庭でラバータイルはあまり見かけないので少々不安です。
日差しや雨による耐久性なども含めてどちらがお勧めですか?
A:ゴムチップをウレタン樹脂で練って敷く舗装はやったことがありますが、ラバータイルを庭で使ったことはありません。ラバータイルにも色々あるのでしょうが、洗剤や剥離剤との相性が悪いと色落ちしたりするようですから、汚れたときのメンテナンスを考えると焼き物のタイルの方が良いと思います。耐候性なども比較にならないでしょう。
小さい子供が小さいのはほんの一時のことです。転んでケガすることを恐れるよりも痛い思いをして転ばないように遊ぶことを学ばせるべきだと私は思います。一時のことにとらわれず、外に使う物は丈夫でゴシゴシ洗える物に限ります。
タイル敷きはご自分でなさるのでしょうか?よっぽど器用でない限りは専門家に任すべきと思いますよ。どんなタイルでも下地は平滑で強固なコンクリートが必要です。(ラバータイルにするとしてもです。)土の上に簡単に並べた素人貼りのデコボコ庭こそ危険で不快害虫の温床です。
投稿日:2006/12/09(Sat)
Q:38-1 先月は花が咲いていたのですが、今月に入り山茶花の枝に白い物が着いてしまい、花も蕾だけで茶色くなってきてしまいました。
病気なのでしょうか?どのようにしたら良いのか教えてください。

A:カイガラムシのようですね。樹液を吸われて木が弱ったのでしょう。
いらなくなったブラシなどでこそぎ落とすのがもっとも安全で確実な対処方法ですが、範囲が広くてとても手に負えなければ冬期なら「石灰硫黄合剤」、春夏なら「カルホス乳剤」が良いと思います。
カイガラムシについては詳しいサイトがありますので、そちらを参照してください。
http://www.afftis.or.jp/kaigara/index.htm
寒肥を十分に与えて樹勢の回復を図りましょう。また、サザンカなどの類は根詰まりしやすいので、施肥の際には根のまわりの土を少しほぐしながら肥料を鋤込むと良いでしょう。
蕾が開かずに枯れてしまうのはカイガラムシのせいだけでなく、根の状態が悪かったり(根詰まり、根腐れ、深植えなど)、水不足、栄養不足も考えられたりします。
Q:38-2 早速、石灰硫黄合剤を散布しました。
2~3週間効果があると書いてあったので、様子を見ます。
カイガラムシのサイトを見てみました。
コナカイガラムシのようです。葉に斑点のような物や蟻も出てたので正しく警告があったんですね。
肥料を与えるのは、花が落ちて暖かくなってからの方が良いのでしょうか?
A:そうですね、コナカイガラムシのようでしたね。お調べになって、偉い!
施肥は有機質の物を2月頃与えると良いと思います。木が活動し始める時期と肥料が効いてくるタイミングが合うからです。油粕、鶏糞、牛糞などが一般的です。これらを配合した物が良いでしょう。近年ウチでよく使っているのはこの他にグアノ(水鳥の糞)、カニガラなどです。グアノはリン酸分が豊富で、カニガラは肥料というより耐病性に優れているようです。
投稿日:2007/04/28(Sat)
Q:39 エゴの木(株立ち)の根っこに虫が食った後が有ります。
何度か取り除いたのですが、少し経つと又木くずの様な物が溜まっています。殺虫剤や竹酢等をやりました。虫は何と言う虫で処置方法をお教え下さい。
A:虫はカミキリムシの幼虫だと思います。
対処法についてはリンク集に住化タケダさんのリンクがありますのでそれを参考にしてください。園芸用キンチョールEというスプレーが手軽で良いでしょう。穴は1箇所ではない可能性もありますので上の方も良く観察してください。スプレーした後は必ずパテなどで穴を塞いでください。ガスを穴の中に充満させるイメージです。
投稿日:2003/06/16(Mon)
Q:39 昨年一戸建てに引っ越して、一年ほど経つので緑を増やそうと、いろいろやり始めたところです。
昨年は芝生とモッコウバラを植えて、観葉植物はフェニックスで妻の代わりにしぶしぶ管理していたのですが(全く興味が無く)、 春になり、ぐんぐんと成長していく緑を見ているうちにその力強さと新緑の美しさに、すっかり魅せられてしまい、自分の小遣いで新しい鉢を買ってくるくらいにはまってしまいました。
そうこうしていて、玄関をつる性の植物で覆いたいと思い、家は2階が玄関なので、1階からひっぱらなければならないので有る程度長さが必要だと思います。
外壁はレンガなので洋風の感じが良いと思うのですが? つる性の植物でお薦めはありますか?
玄関は北側ですが午前中は日が当たります。ただし1階は日陰になっているので、有る程度成長するまでは、日当たりの良いところで生育させないとだめかもしれません(素人考え)。
A:ツル植物を選ぶときにまず確認しなければならないことは、気根を出すタイプかそうでないかです。キヅタやノウゼンカヅラなどは気根を出して建物などに根を張りますので甲子園のようにしたいのでなければ、このタイプは避けるべきでしょう。
フジやキウイは成長が早いのでツル先を管理するのが大変です。家に這わすよりも棚仕立てのほうが良いと思います。クレマチスは冬場は枯れたようになって寂しくなります。ツルバラは誘引と剪定をうまくやれば良いと思いますが虫や病気に要注意です。候補の中で無難なのはジャスミンでしょうか、、。
私の実家の玄関上(北側です)にはニントウが這わせてあります。ヤマホロシはちょうど今頃近所でよく見かける紫色が変化していく花です。アイビーの仲間も色々な種類があって美しい斑入りの葉などもあります。トケイソウやフウセンカヅラ、アケビやムベなど実のなるものなどなど、、、、。どうせなら楽しみながら色々試してみたらどうですか?ツル植物は大抵ポット苗で比較的安く買えますから失敗しても惜しくないでしょう。色々並べてヨーイドンで条件に合うものをチョイスしてはいかがでしょう?何十年も経ったツタなども見事ですが、一夏限りのアサガオやヘチマやヒョウタンも風情があると私は思います。
参考までにアイテムをひとつ。YKKap(エクステリアメーカーです)の「ガーデン倶楽部シリーズ」に「エスパリアフェンス」というのがあります。ツルを絡ませるために開発されたフェンスでピラミッド型に立体的に構成された格子が優れものだと思います。
投稿日:2007/06/21(Thu)
Q:40 ポット苗を地植えして14年になるハナミズキについて、教えてください。
去年の梅雨に突然、葉に茶色や黒色の斑点が広がり、紅葉をまたずに落葉してしまいました。足元にあるバラが黒点病を患っていたので、その菌がうつったと思い、今年はバラの殺菌をがんばりました。そのためバラはそこそこ元気なのですが、今年もハナミズキは雨が降るごとに、葉に斑点があらわれ、今は、全体に広まっています。木が大きいだけに、どうしたらよいのか途方にくれています。
ネットでもいろいろ調べたら、輪紋葉枯病とか斑点病とかだと、抜いて焼却処分にするしかない。というページもあり、辛いです。なんとか、助けられないでしょうか。
A:私の推測でしかありませんが、これは「炭疽病」(たんそ病)なのではないかと思います。炭疽病ならば1~2月の石灰硫黄合剤と発病前のベンレートなどの殺菌剤である程度は防げるはずです。
「炭疽病」で検索してみて症状などを確認してみてください。
投稿日:2003/07/29(Tue)
Q:40-1新築を予定しているのですが、北東に門を作る予定です。日当たりが悪いのですが、門の辺りに何か木を植えたいと考えております。
輸入住宅のため洋風のイメージで日当たりの悪い場所でも大丈夫な木はないでしょうか?できれば落ち葉が少なく高さが1.5m程度の木が理想です。
初めてのマイホームなので植木についてはほとんど無知な状態です。申し訳ありませんがアドバイスをいただければ幸いです。
A:陰樹といえばカクレミノやツバキなどが一般的ですが、門周りに使うには暗すぎますかね。常緑樹ならソヨゴなどは洋風にも合うし葉の色も濃くないので暗い感じはしません。雌株なら赤い実もなります。日陰に耐えますし、もともと葉の数は密生しないほうなので落葉も気にならないでしょう。高さも1.8M程度に留めておくことは可能です。
落葉樹で陰樹というのはあまりありませんが、強いて言うならナツツバキやヒメシャラは比較的日陰に耐えます。ヒメシャラの方が洋風向きだと思います。高さは2.5~3.5M位になってしまいますが枝先が細いのでそれほど気にならないはずです。
木の足元に草花や葉色の鮮やかなコニファーなどを配して明るさを表現すると北側でも暗い感じにならないと思います。
Q:40-2 コニファーの中でも日陰に強い種類と弱い種類があるものなのでしょうか?
A:コニファー類は一般に日当たりを好みますが、センペルオーレア、ラインゴールドなどは半日陰に耐えます。夏の黄金色が冬には茶褐色に変化します。あまり立ち上がるタイプは避けた方がいいと思います。
投稿日:2007/07/17(Tue)
Q:41 植えて11年たったレッドロビンが数年前から勢いがなくなってきました。古い葉が新しいものと入れ替わった後,全体に葉に勢いがなくなってきます。主な症状は次のとおりです。
1 葉(含む若葉)の先端部分から赤茶色に変色し枯れる
2 葉の表裏に茶色の斑点がある
3 虫喰いされたような葉がたくさんある(葉が半分の大きさに喰いちぎられたものや葉のいろんな箇所が欠けている)
4 樹高は全体的に180センチくらいであるが,部分的に1メートルくらいのところもありそこは高くならない
5 肥料は葉が生え変わる5月ころ油粕のみである
6 消毒は一切していない
7 生垣用として25本植栽してある
対処法等に ついてよろしくお願いいたします。
A:従業員の服部です。
日頃、現場でよく聞かれる話なので私が回答させていただきます。
ご質問の内容から察すると「ごま色斑点病」と思われます。1度なってしまうと、なかなか直らないしつこい病気です。
症状が出ている葉、落葉した葉に病原体の胞子がいて雨、風などで胞子が飛散し感染が拡大していきます。
対処法としては、感染している葉(落ち葉も含む)の除去を行い殺菌剤(ベンレート、ダコニール、トップジンMなど)を10日に1回程度散布します。
ただし、殺菌剤を散布したからといって今でている斑点が消えるわけではありません。次出る新芽への拡散を防ぐ殺菌効果を期待するだけです。
現状の感染度合いがどの程度か分かりませんが、雨、風で胞子がまた飛んできてしまうので完全な治癒は非常に難しいです。
また、葉が虫に食べられているとの事ですが、葉の端から食べているようでしたら毛虫系(イラガ、マイマイガ等)が考えられます。
実物が見つけらなくても食毒作用型の薬剤なら葉に残留した薬液を虫がかじれば効果はあります。
代表的なのはカルホス乳剤です。
最後に樹勢についてですが、現在は5月に油粕を施肥しているとのことですが、2月頃に施肥を行った方が出てくる新芽に対して効果はあります。
投稿日:2003/08/03(Sun)
Q:41 樫を剪定してていつも思うのですが、あの胴吹き枝何とかなりませんか。ちょっと調べて見ると衰弱した樹木に多く出るそうですが?。何か対策がありましたら、ご教示ください。
A:同感です!特にシラカシは何であんなに胴吹きするんでしょうね?
強剪定すると特に出やすいので加減して切り戻しをするんですが、それでも思った以上に胴吹きしてきます。表面を刈り込んでいる程度ならそれほど反発はしてこないんですが、ご機嫌を取るのが難しい木ですね。衰弱したからというよりは衰弱しそうだからムキになってるって感じがします。あるいは常緑樹の割には樹皮が薄いので「幹焼け」を嫌っているのかもしれませんね。
投稿日:2003/07/30(Wed)
Q:42 6月初旬にハナミズキとナンテンを新居の庭に植えてもらいました。
約1メートルほど土を入れ替えて植えてくれたらしいです。
梅雨時ということもあり特に水遣りもせずいたのですが、最近、ハナミズキの葉が枯れてきています。
(実のようなものがついていますが)
全くのド素人なのでこのまま木が枯れてしまうのではないかと心配です。
状況がよくわからないとは思いますが、対処方法があれば教えてください。
A:状況がよく解らないのですが、葉が枯れてきている というのは葉がしおれているのか茶色くなってかさかさになっているのか、、、、?
部分的に枯れているのなら小枝に侵入するシンクイムシかもしれませんし、全体的に枯れてきているなら水切れかもしれません。私に聞く前にともかくその木を植えてくれた植木屋さんを呼んで直接聞いた方が良いと思います。枯れ補償もあるでしょうし。
「実のようなもの」はたぶん実でしょう。それほどたくさん付いていなければ取る必要はありません。
梅雨時の雨は雨量的にはとても少ないので水やりが必要ないということはありません。ただあまり太陽が照りつけないので土の水分の蒸散が少ないという程度に考えて、やはり適度な水やりは植え付け直後は必要です。
自分で植えた木なら具合が悪くなってもだいたいの見当は付きます。根っこがあまり良くなかったなとか、葉数を減らす剪定が甘かったかなとか、掘り取りから植え付けまでの時間を空けすぎたかなとか、時期が悪かったとか土壌が良くなかったとか風当たりが強かったかなとか。
他人が植えたものは、どういう品物をどうやって植えたかがわからないので責任の持てる判断はできません。堀り方と植え方次第で植木の将来は大きく変わってしまうのです。
投稿日:2007/10/19(Fri)
Q:42 今年梅雨入り少し前位に植栽してもたった、まさきの生垣が元気がありません、、、
植栽直後は葉が少しは落ちるのは仕方無いことなのかと思っていましたが、35本のうちの2本は丸坊主状態で、残りは半分くらい葉は緑ではないのです、、黄緑の様な、、、毎日黄色くなった葉が落ちている状態です。
常緑の生垣なのに、、と困っています。
植えた年はこう言うものなのでしょうか??
A:どうしてこういう質問がそれを植えた植木屋さんに向けられないでこっちへ来るのか、それが大きな問題のような気もしますね。ともあれ推測の範囲ですがお答えしておきます。
35本のうち2本が活着しないのはまず許容範囲と言えるでしょう。生き物ですから仕方ありません。枯れ補償があるなら交換してもらってください。
植木はあなたのお宅に来るために根を切られて掘り上げられます。ひとつの葉には一本の根が対応していますから、切られた根の分の葉も痛みます。根からの水分や養分の供給が止まればその葉は生命維持できなくなってしおれたり枯れて落ちたりします。良くしたもので落ちた葉の付け根には必ず次の葉となるべく芽が残っています。落ちた葉に替わってその芽が伸びて葉となりますし、枯れたと思っていても時期によっては翌年の春に萌芽したりします。
どこかから木を掘ってきてこちらに植える場合は多かれ少なかれこういう事態は起こるものです。根を切られたことに木がうまく対応して次の芽を作り維持できなくなった枝葉を落とすのは自然のなりゆきです。しばらく様子を見てやってください。
とはいえ、梅雨前に植えて未だにこういう現象が続いているというのはちょっと問題かなあ、、、もう落ち着いても良い頃なんですが。枯れた2本というのは植えてからたぶん2~3ヶ月以内に枯れたんだと思います。生き付くか枯れ死ぬかは比較的早い時期に決まるものです。生きると定められた個体がその後十分に生きられないのは、何かそれを阻害する要因が有るような気がしてなりません。
深植えにされていないか、土壌は汚染されていなかったか、植え付けの際には十分に水極めされたか、木が揺れないよう(揺れると根付かない)強固な支柱が成されているか、植え付けるときに過度の元肥を与えていないか、その後の水やりは十分だったか、除草剤などの影響は受けていないか、病害虫からは守られているか、西日がまともに当たったりしないか、などチェックしてみてください。