Q011:煙草の匂い除けの植木を探してこのHPにたどり着きました

投稿日:2003/06/29(Sun)

Q:11   煙草の匂い除けの植木を探してこのHPにたどり着きました。
お隣(新築)の換気扇がうちに面しており、頻繁に煙草の匂いが漂ってきます(家は夏場はだいたい窓を開けています)。
 匂いを除けるために植木を植えようと思っておりますが、どのようなものが適していますでしょうか?
 場所は裏庭で狭く、日当たりはあまりよくありません。
アドバイス頂ければ幸いです。

A:私も喫煙しますので耳の痛い話ですが、「匂い除けの木」というのは思いつきません。想像するに葉が細かくてフィルター効果があるような木が良いのでしょうからやはりヒバ類などの針葉樹でしょうか?冗談っぽいですがニオイヒバなんてのがあります。葉をちぎると良い香りがするのですが、日本では古くから手洗い近くに植えていたと聞いたことがありますが真意の程はわかりません。日陰でも大丈夫ですが換気扇の高さまである木となると葉張りも大きく邪魔にはなるでしょうね。フェンスのようなものを上斜め向きに取り付けて排気を空に逃がすというのはどうでしょう?

あと思いついたんですけど、エアーカーテンってのはどうでしょうか?普通は上から下に送風するのですが、もしかしたら下から上に吹き上げられるのもあるかもしれないな なんて勝手に想像しています。それなら幅も取らないし目に見えないカーテンですから目障りにもならないかも、、、。

Q010:下がコンクリートで水が抜けなくて、根腐れ起こして枯れないかが心配です

投稿日:2003/05/11(Sun)

Q:10-1   札幌市に住む者です。造園について独学でいろいろ学んでいる造園愛好家です。植栽の施工方法についていろいろ捜しているうちに貴ホームページに巡り会いました。多彩な情報を親切に提供されているのには驚きと共に嬉しいかぎりです。
  さて、質問なのですが、マンションの植木マス(幅1m、長さ8m、深さ80cm、マスはベランダの外部にあり雨露がまともに浴びる場所です)に植栽をしたいと思っています。
 植える予定の樹木は自然形のオンコ(高さ1m) 、ヤマツツジ(高さ50cm) 、サツキの寄植え(高さ20センチを幅2メートル位) 、ナツツバキ(高さ1.5メートル)。
このマンションは建ってから5年になるのですが当初植えられていた紅葉やサツキはことごとく枯れています。
 土に問題があると思って下まで掘ったところ黒土が40cm程あり、その下が砕石が転圧された状態で入っていて、さらにその下がコンクリートのベースでした。また、このコンクリートマスには水の抜け穴がありません。
  それで私が考えた事は古土、砕石を全部出して下40cmを礫の層にし、その上40cmを黒土にしてみるのはどうかと考えました。
ただ、下がコンクリートで水が抜けないので水がどんどん溜まり、やがて根腐れ起こして枯れないかが心配です。
  質問の第1点は私が心配している根腐れは生じる恐れがあるでしょうか。それとも私がしようとしている方法でも良いでしょうか。
  また、本には暗渠を設けると良いとか書いてありますが、この場合そこまで必要でしょうか。さらに、また別の何か良い方法があるでしょうか。
  第二点は用いる土です。黒土だけを用いる予定なのですが本によると腐葉土、ピートモス、堆肥などを混入すると良いと書いてあります。
ただ、植付けの際そのようなものを下手に混入すると根やけなどの害が生じて枯らしてしまうこともあると聞いたこともあります。ただできるだけ良い土に植えたいと思ういますが、何が安心して使える良い物で、何が必要なのか良く分かりません。実際、黒土だけでよろしいものでしょうか、それともこれだけは入れておいたものが良いという物があるでしょうか。
 上記の2点について教えていただけないでしょうか。日々本業を果たしながら、さらに余分の労を果たされお忙しい事と察します。もし可能でしたら、アドバイスいただければ幸いです。

A:深さ80㎝のうちの土が半分、砕石層が半分、、、、まあ植物がぎりぎり生きていける環境ではあるかもしれません。ただ、底が抜けていないというのは大きな問題です。停滞した水が腐ったりするでしょうし、新しい酸素が供給されにくいからです。
根には水と同じくらい酸素も必要です。通常水が根の間を通り抜けたところに新しい酸素が入り込むわけですから根の下の地面は抜けていなくてはなりません。植木鉢に穴が空いているのと同じです。

お話しではマスの底は抜かずに土を入れ替えるおつもりのようですから一つ提案をいたします。底の部分は単なる礫ではなく「ホワイトローム(黒曜石パーライト:東邦レオ㈱)」を敷き詰めて、その層に密着させる形で「DOパイプ(酸素管:東邦レオ)」を数カ所に立ち上げてください。これで土中の通気性が確保され、根腐れ予防になります。

用土は黒土単用ではなくA・Gロック(硬質流紋岩発泡物:東邦レオ)を20%程度混ぜると保水性と透水性を同時に改善できます。
ピートモスは酸性が強いので植える植物によっては向かないことがありますがサツキなら入れても良いでしょう。腐葉土も黒土の透水性、保水性を補う意味で混入しても構いませんが有機質は虫を呼ぶことも考慮して使った方がよいでしょう。畑ならいざ知らずマンションとなれば隣人等にも配慮が必要かもしれませんから。黒土にA・Gロックを混ぜるだけで充分だと私は思います。底が抜けていないということを考えるとたい肥なども入れない方が無難だと思います。植栽マス内の酸素が有機質の分解のために使われると植物の酸素取り分が減るような気がするのです。

以上「東邦レオ(株)」の宣伝みたいになってしまいましたが、私の経験上ここは結構「優れもの」を扱っていますよ。弊社ではほとんどの植栽工事で上記の土壌改良材を使用しています。HPもあると思いますから探ってみてはいかがでしょう。

 

Q:10-2    先日は具体的な施工方法について教えていただきありがとうございました。植栽において排水の大切さを思い知らされ、早速東邦レオのホームページから必要な資材について情報を得てこれから実際にやってみたいと思います。
  また、充実したホームページを維持するために心身両面で多大なご苦労があることも知る事ができました。造園関係のホームページで木下様のような理論と技術面で信頼の置ける充実したものはなかなか他にはないと感じますので私のような造園愛好家のような者のためにもどうぞこれからも充実した情報を提供してくださるようお願い致します。

  ところで、先日の質問に加えてさらに質問させていただきたいと思います。教えていただいたことに従って、これからホワイトロームの層を下に20cm程敷き詰めてDCパイプを立ち上げる事によって通気性を確保したいと思うのですが、

  1.ホワイトロームの層に当然水が溜まると思いますが、その水もこのDCパイプを通して自然に蒸発などの形で排出されるのでしょうか。それとも定期的にポンプのようなものでくみ出す必要があるのでしょうか。

  2.また、この施工法においてこの点だけは注意しなくてはならないというキーポイントがあるでしょうか。

  3.さらに、施工後にこのパイプを管理する面で必要な事があるでしょうか。

  度重なる質問でお手数をお掛けしますが教えていただければ嬉しく思います。

A:1.停滞している水でも蒸発と毛管現象により排出されます。

2.DOパイプは下部がホワイトローム層に埋まっていて、上部が地面より少し出ていなくては意味がありません。そして地上部の先端には別売りのキャップ(プラスチックの植木鉢のような形状、黒色)をかぶせて排出口を確保することが重要です。

3.特にメンテナンスは必要ありませんが前述の排出口を塞がないように気を付けることくらいでしょうか。

東邦レオに資料請求してカタログをいただくと良いですよ。「緑の仕事」というカタログですが、土壌改良材の具体的な使用法や衰弱した木の治療法などが書かれていて、あなたのような熱心な方には役に立つと思います。成功を祈ります

Q009:200Kクラスの庭石の処分方法

投稿日:2003/04/20(Sun)
 
Q:9   初めまして。庭石の処分方法について教えを頂きたく投稿させてもらいました。家を新築することになったのですが、200Kクラス(推定)の石が5.6個あります。とてもそんな石 置くスペースありません。親父は使うといってますが無理です。早くしないと基礎工事終わってしまいます。何か良い方法があれば教えていただけませんか?宜しくお願いいたします。

A:大きな庭石を元あったように据え直すのは無理としても、平らな部分だけを覗かせてアプローチの大飛び石にするとか階段に組み込むとか出来ないものでしょうか。不要になったからといって運び出すのも処分するのもお金がかかりますからできるだけ再利用を考えた方が良いとは思います。買い取ってくれる業者は皆無だと思いますが相談に乗ってくれる業者さんが近くにあると良いですね。敷地内に埋め込んでしまう手もあるかもしれませんが、きちんと埋め戻さないとあとで沈下したりしますし、配管工事などで障害にならぬよう綿密な位置出しが必要です。

Q006:芝地に生えたイネ科の雑草に効果がある除草剤を教えてほしい

Q:私は今居住している団地の理事をしており、素人ながら緑化担当をしております。
 質問なのですが、団地の緑地部分の芝地に雑草が生茂ってしまい、とても住民総出で草取りをしても取りきれず困っています。

  休日に草取は大変ということで、一度シマジン粒剤という除草剤をまいたのですがあまり効果が無く、調べた所、イネ科の雑草(主にチガヤ・スギナなど多年草の物?)が生えてしまっているようです。

  このような雑草に効果がある除草剤(芝生地用)をご存知であれば教えて頂きたいのですが。本来であれば植木屋さんにお願いするところですが、予算が無い為、住民で自主管理をしております。

A:
私は除草剤は非農耕地以外では使用すべきでないという考えなので、芝地で使える除草剤をお薦めすることは出来ません。
当ホームページのリンク集にタケダ園芸さんのホームページがありますのでその中の「雑草ナビ」をご利用ください。

Q005:レンガ敷きを自分でやろうと思うのですが

Q:家を新築した際に、庭に黒土をたっぷり入れてもらいました。
 今は庭を少しずつ自分で作っていこうとダンナ様と頑張っている所です。

そこで、レンガを自分たちで敷こうと思うのですが、黒土の上にも砂利、砂と敷いていけばいいのでしょうか?
いろんな本やホームページで書いてあるのと、同じ方法でいいのでしょうか?

 今、雑草を取って土を耕している最中です。
モルタルを使わずに、できる限り簡単にやりたいのですが・・・。

A:夫婦で庭を造るなんて素敵ですね。

レンガ敷きをする時、我々プロが一番気を遣うのは平滑で後日に沈みが出ないことです。平らに整地すること(しかも均一の締め具合で)が単純なようで一番重要なのです。その意味では黒土は扱いにくい土です。締めにくい上に水を含むとぬかるんでしまうからです。黒土部分は植栽用にすき取ってから砕石(砂利では締まりませんのでいわゆる40-0(よんじゅうぜろ))を7~10センチ入れて転圧します。ここが一番重要で、あとは砂を平らに2~3センチ敷いて(これもそう簡単にはいきませんが)レンガを敷いてさらに転圧するだけ。なんて本に書いてあるように誰にでも出来れば苦労しませんやね。

レンガ敷きにモルタルは必要ありません。簡単にやるのもいくらでも簡単に出来ます。自分の庭なら手抜きしても怒る人は居ませんし。ただ、要は数ヶ月後レンガの凸凹につまづいてケガしないかどうかの問題だけです。

レンガ自体は誰にでも簡単に敷けますが、下地作りは熟練を要します。レンガを並べることに焦らないで整地と下地にたっぷり時間を掛けることが成功の秘訣です。頑張ってください。実践あるのみ!

Q004:お隣との良好な関係に配慮した植栽やフェンスはありますか?

Q:新居に入居して 二週間余りです。
 見晴らしの良さに引かれて購入した新居は、南西向き。
 東北側に 我が家から1.5mほど下がって 以前からお住まいのお宅があります。
  いままで、何も無かった南東に家が立って なんとなく目ざわりかな・・・と気がかりでしたが とても温厚な2世帯のお宅でホットしています。
 毎日おじいちゃまが庭弄り、日に日にお庭も丹精こめたものになっている様子を見ていると お気に触らない程度に 我が家で 境(こちらがわは 只のアルミフェンス)に植栽かウッドフェンスをすることで お互い 気持ち良くこれからお付き合いできるかなと主人と話しています。
  また、新しく犬も飼い始めたので 抜け毛の時期や匂いで少しでも(気分的に)不快な思いをされないよう配慮したいと考えています。
  漠然とした質問で申し訳ありませんが、植栽には全く素人ですのでご容赦下さい。
  こんな時、お隣から見て 圧迫感もなく 心地よい植栽は、どんな種類・どのくらいの高さのものが考えられるでしょうか?
  境界は 6~7m 隣は境に1m位の生垣、雨水の為のU字構を挟んで、我が家の土台があります。
  入居前から 気にはなっていましたが、実際にお会いしてとても穏やかな良いご家族なので 気持ち良い関係で暮らしたいと余計に 感じるようになりました。
  よいヒントがあればお教え下さい。

A:お隣との関係が良好で、土地の高さがこちらの方が1.5m高いなら、あまり高さの出ない生垣がよいでしょう。
こちらが生垣に近づけば上半身がお隣から見えるくらいが良いでしょうから、H0.8m~1.2m位でしょうか。

樹種はあまり大きくならないコニファー(ニオイヒバ系)でも良いでしょうが、ドウダンツツジなどを使うのも一考です。落葉樹は境界に向かないとお考えかもしれませんが、常緑樹の年中変わらない姿を見ているよりも、季節によって表情を変える生垣の方が飽きが来ませんし、目隠しが目的ではないという気持ちもアピール出来るでしょう。秋には落葉しますが、ドウダンの葉っぱなら小さくてそのまま土になってしまいそうなガサですからそれほどお隣に迷惑にはならないと思います。常緑樹だって葉が落ちないわけではないのですから、どうせ落ちるなら小さくて軽い葉の方がいいでしょう。

既存のフェンスにウッドフェンスを取り付けるのも一つの手ですが、木製の物はやがて色が褪せて見苦しくなりますから、お隣から見て汚ならしくならないようにするには塗り替えなどをマメにしなくてはなりません。予算が許すなら樹脂製の物やアルミ製、再生木材(リウッド、エコウッドなど)の方が無難だと私は思います。

既存のフェンスにネットを張って、つる植物などを絡ませるのもイヤミがありませんが種類を吟味して、お隣にはびこっていかない物を選んでください。

お隣よりもこちらの土地の方が高いところにある場合はグランドカバーにも気を遣う必要があります。土埃がお隣に飛散しないよう芝を貼ったり、花壇にマルチングをしたりすると良いと思います。

なにかヒントになりましたでしょうか?お隣同士お互いに気持ちよく暮らせるとホントにいいですね。

Q003:隣との境に御簾垣をつけたいなと思っているのです

Q:10月に家が完成予定(保土ヶ谷)です。隣との境に御簾垣をつけたいなと思っているのです。
 高さ1.7Mぐらい、横が4~5M位です。竹製のものと、合成のものがあるとおもいますが、それぞれ施工費どれくらいでできるものなのでしょうか。

A:通常竹垣の高さは6尺(約1.8M)、幅は1間(約1.8M)という単位で表します。2間なら3.6M、3間なら5.4Mで、例えば5Mだと3間という計算になります。4.5Mだと2間半と言えなくもありませんが4.6Mだと3間とみなします。

お尋ねの竹垣が高さ6尺、幅3間として、人工材使用だと約30万の予算はみてください。天然材なら18万位です。ただし、これはウチの場合ですので相場というのは、私も他と比べたことがないのでわかりません。

どちらが安いのかは10年間のトータルで考えるとよいでしょう。人工材は材料費が高いのですが錆びたり腐ったりしないので、10年間のコストは最初にかかる30万だけです。私は25年前から人工竹垣を作ってきましたが、やり換えの依頼を受けたことはありません。天然材は必ず腐りますので平均5年ごとに作り替えが必要です。御簾垣の場合はさらし竹を使用しますので、完成時の美観が保てるのはせいぜい3ヶ月で、じきに黒くカビが生えたり、竹が割れたり変形したりします。ま、それが風情でもあるのですが。

どちらかといえば天然材使用の方が贅沢品だと私は思っています。人工材でも色や模様の凝った材料を使うと先ほど申し上げた値段では納まりません。現場の状況によっても施工費は変わりますので、実際に業者に見積もってもらってください。

Q002:ポットカバーの勝手がわからなくて悩んでいます

Q:ドイツにいるのですが、悩みが少々。
  屋内に植木鉢を置くときには、鉢を丸ごと、鉢より深いポットカバーに入れるのが当たり前、といった世界なのですが、鉢の土にカビが生えてしまいます。
  ポットカバーは知っていましたが、根が窒息しそうで使ったことがないもので、勝手がわからなくて悩んでいます。
 土の作り方とか、水やりとか、コツがあれば御教授いただければ幸甚です。

A:この件については私(木下)の知識が乏しいため、牧野造園(http://www.makinozoen.co.jp)さんに相談して助けていただきました。
以下が牧野さんからのメール内容です。

*ポットカバーの中に水が溜まっていないでしょうか?
土の表面が乾いたらたっぷり水をやり、30分位後カバーの中に溜まった水を出してください。
水のあるジメジメした状態だと、カビ生える原因になったり根腐れしてしまったりします。
(カバーから出して水遣りをし、切れたらカバーに戻すのが一番良い方法)

*土をいつも湿った状態にしない事。土の通気性を良くする事。
枯れたり、腐ったりした葉などは取ってくださいカビの原因になりますし、移る場合があります。

それでもカビが生えてしまう場合は、カビ用の殺菌剤(ベンレート水和剤等)を使うと良いと思います。

*ベンレート水和剤(べノミル水和剤)
使用方法  *屋外で処置し、周囲に影響のない地点を選んでください。
ポットカーバーから鉢を出し土の上から1,000倍位 (植物によって倍率が違います。)
始めは薄めにした水和剤を掛けて様子を見てください。2.3時間してから鉢に戻すと良いと思います。

Q001:砂利について...。

Q:砂利について・・・。
  雑誌やガーデン関連の書籍を拝見すると、とても上手に砂利が使われているのを目にします。
  我が家も・・・と思い、ホームセンターで物色してみるものの、適当なものが見つかりません。
  一般に、砂利にはどんな種類のものがあって、どこで手にいれるものなのでしょうか?
  ずうずうしく書いてしまいますが、因みにいいな~とおもったのは、とよだみきさんの
 ‘ガーデンデザイン・レッスン’と言う本の115ページ、ケヤキの根元に使われているものなのです・・・。
  よろしかったら教えてください。

A:実はあの大きさのものは砂利とは言わず、「ゴロタ」というのです。
砂利とゴロタ(五郎太石)の境目は微妙ですが通常8分(はちぶ)位より大きいものがゴロタです。
1寸とか1寸5分とかと色々な大きさがあります。本の写真のものは多分、1寸玉だと思います。
川石には違いありませんが、国産のものではないようです。艶がないところを見ると川岸に打ち上げられてから少し風化したもののようです。いくらか石灰質が多いようにも見えます。
残念ながら品名まではわかりませんが、いずれにせよ砂利を専門的に扱っているような石材屋さんでないと置いていないかもしれません。あとは豊田さんに直接聞いてみるのもいいかもしれませんよ。

砂利には大きく分けて玉砂利とビリ砂利があります。玉砂利は川を流れて海にたどり着いたあるいはその手前で採取された自然砂利で、大磯砂利や金華砂利などがそれにあたります。自然に角が取れて滑らかに丸くなっています。洗い出し(セメントと砂利を混ぜて土間などに塗りつけ、後で表面のセメントを洗い流して砂利を見せる工法)などに用いられます。
ビリ砂利は御影石などを砕いて砂利状にしたもので角張っていて、敷き砂利などに使用されます。一般に良く出回っているサビ砂利(伊勢ビリ)などがそれです。
砂利の値段は自然に整形された玉砂利の方がビリ砂利系より少し高いと言えるでしょう。しかし、最近は国産のモノが少なく、韓国やフィリピンから輸入される砂利も多く、色艶は国産のものより劣りますがその分値段は安定していると思います。いまやほとんどが輸入物と言っても良いでしょう。黒々と艶のある「本那智石」などはトントお目にかからなくなってしまいました。
また、最近よく目にするのがレンガを砕いて作ったクッキーなどと呼ばれる洋風砂利です。昔は私もよく自分でレンガを砕いて洋風の庭に少し使ったりしましたが最近は袋詰めで売っています。運賃が掛かるせいなのか我々業者が買っても掛け率が高い品物です。
この砕いたレンガ砂利以外にも輸入物の玉砂利もよく目にします。色合いがやはり日本のモノではないのでちょっと気が引けますが使う場所をわきまえないと妙な感じになってしまいます。砂利だけに目が行ってしまわぬよう全体の演出を整える必要があります。

運賃がかさんで利幅のない商品はホームセンターといえどもあまり置いていないのかもしれません。むしろ業者が出入りしているような材料屋さんで分けてもらったほうがいいかもしれません。最近は業者売りだけではやっていけず小売もしている材料屋さんもよくみかけます。あなたが私の近隣にお住まいの方ならお教えできるのですが、、、。ともかくお近くの植木屋さんに相談するのが一番です!良心的な業者なら砂利数袋でも運んでくれるはずです。ただし、名前がわからなければ写真なり、できれば現物見本なりを提示してあげないとイメージだけで注文するのは業者泣かせです。

砂利敷きについてひとつ忠告。柔らかい地面にいきなり砂利を撒いてしまうと、土に埋もれていったり、泥にまみれて汚れてしまったり、ダンゴムシの溜まり場になったりして後々のメンテナンスに苦労します。透水する程度にモルタルを打つか防草シートなどを敷きこんでから砂利を敷くと良いと思います。砂利の中にもぐりこんだ落ち葉を掃除したり、雑草を取ったりするのは大変手間が掛かりますから、最初にきちんと考えましょう。敷いた時だけきれいで後は汚らしくなっていくような使い方は感心しません。接着剤でくっつけちゃえなんていう手もあります。

Q053:エゴの木が大変!?

投稿日:2009/05/30(Sat)

Q:53   エゴの木が大変!?
5月にたくさん蕾を付けましたが、強風にあおられて下半分ぐらいですが咲きました。その後葉っぱが元気がなくなり、枯れそうです。
どうしたのでしょうか?心配です。

A:う~ん、、、、見ないとわかんないんですよね、、、。

葉っぱが元気がない様子をもう少し具体的に教えていただけますか?木の上の方から枯れてきているとか、葉っぱがしおれてぶらさがっているのか、黄色くなってばらばら落ちているのかなど。あるいは画像掲示板の方で画像を送っていただくとか、、、。この短い文章だけでは判断出来ません。

強風にあおられた時に木が揺らされて根が切れたと言うことはありませんか?植えてからどのくらい経っている木なのでしょうか?