投稿日:2008/05/05(Mon)
Q:46 山茶花の垣根に新芽が伸びてきています。
その40本の内の1本の幼葉全部に小さな斑点模様が目立ちます。(斑が入ったように見えます。そうでない木とは明らかに違いがあります)
その他、去年の葉が斑模様にうす茶色になりパラパラと落ちる木も何本かあります。(部分的に)
幼葉の斑点が病気であるとすればやがてパラパラと落ちてしまうのでしょうか。
新芽に斑点がある木だけではなく他のほとんどの木に見られます。部分的に枯れて葉のないところがあります。2週間位前からみの虫を300匹程つぶしました。
近所にレッドロビンの生垣の家が4~5軒ありますが、もはや全滅状態ですので、我が家の山茶花も、もしやと案じています。
以前の家の山茶花を挿し木で育て 17年前今の家に植えたものでとても愛着のある垣根で毎年きれいな花を咲かせてくれています。
(1枚目)これが落葉前の古葉(奥の方の葉)です。触れるとパラパラ落ちます。
(2枚目)20cm程伸びている新芽の全部に斑点があります。(1本の木のみ他の数十本には見られない)
枯れているようではなく色素がうすい感じです。
A:古葉に関して言えば、ほとんどの常緑樹は新芽が固まり出すと古葉は役目を終えて落葉します。世代交代ですから心配することは無いのですが・・・。
2枚目はどうもウィルス系の「モザイク病」に見えるのですが、、、。
アブラムシが伝搬する病気で治療法はありません。だとすればこの株は抜き取って処分するしか無くなります。しかしそのような思い切った決断をこの写真一枚で言い渡すにはちと自信がありません。
ウィルス系の病気は治らないとはいえ、他の病気かもしれませんから殺菌剤を散布しておけばひとまず安心でしょう。
落葉前の落ちる葉についても、もしかしたら炭疽病かもしれないので殺菌しておくに越したことはありませんね。
余談ですが、いわゆる「斑入り」の品種などは元はと言えばこういったウィルスによる突然変異したものを培養してきたものですから、それほど気味悪がる事はありません。人に移るようなウィルスとはまったく別物です。