Q003:ヒメシャラに綿状の白いものが無数に付着

投稿日:2001/02/01(Thu)

Q:  庭に植えているヒメシャラの木について、お尋ねしたい事があります。
軒下にうえているのですが、幹が割れ、綿のような白い3mmくらいのものが無数に付着しています。
枯れてしまうのではないかと心配しています。
何が原因で、どのような対策をとればよいか教えてくださいおねがいします。

 

A:  この時期ヒメシャラの幹がひび割れたように皮が浮いて見苦しいのは仕方ないとして
(軍手でしごけばきれいになります)、白い3mmくらいのものとは何でしょう。
写真か実際を見ないと正確にはわかりませんが、類推するにカイガラムシではないでしょうか?

※後日、写真貼付のメールをいただき、カイガラムシであることが判明いたしました。

カイガラムシは種類が多く半球型にふっくら丸いものから粉のように小さいものまで様々です。
カイガラムシだとすれば基本的にはかき落としてしまえば再度木に登ることは出来ないのですが、
今の時期なら「石灰硫黄合剤」の10~40倍液を散布するか、筆で塗りつけるかすれば多分退治できます。
今やって、2月の終わり頃にもう一度やれば完璧です。芽吹いてきたらこの薬は使えません。今のうちです。
カイガラムシ用のスプレータイプの殺虫剤も市販されていますが、目にしみるので私は好きではありません。
石灰硫黄合剤は硫黄の臭いが鼻につくかもしれませんが、他の木々の病気や害虫予防にも有効に使えます。