Q001:モッコクの葉を巻き潜む虫を退治する薬剤

投稿日:2000/10/12(Thu)


Q:  モッコクの葉っぱを絡ませてその中に虫が潜んでいるのですが、
どの様な薬で退治するのがよいでしょうか。
素人目に考えると殺虫剤では虫に掛からない気がします。。

A:   おっしゃる通り、ハマキムシ類の駆除はやっかいです。
葉を巻き込む前に対処すれば良いのですが、タイミングを掴むのはなかなか難しいですよね。
モッコクの場合だと花が咲き始める時期に虫が付き始めるようですので、
その頃になるべく薬効の長いカルホス乳剤1000倍液を噴霧するのが第1段階でしょう。
しかし、羽化は年1回ではなく数回行なわれるようですので、月1回ペースで5ヶ月くらいやらなければならないことになります。
あるいは誘蛾灯で親を退治するとか。
アブラムシ対応に使われる浸透移行性の薬剤ではイモムシサイズには効果が薄いと思いますが、
直接虫に掛けられないとすれば葉っぱから吸収させてそれを食わせるのも手かもしれません。
結論として、即効接触性のマラソンやスミチオンやディプテレックスでは効果が薄いので、
カルホスとキルバールの混合とかが効果的だと思います。なんにしても早期処置が大事です。
徹底的に排除したいのか、なるべく付かなければ良いのかによって回数は加減してください。

※薬剤名は掲載当時のもので、現在は販売されていないものもあります。