投稿日:2005/03/02(Wed)
Q:16-1 カイヅカイブキのしごき方で竹べらを使った方法があると聞いているんですが、ご存知でしょうか?
植木についてまじめに返答していただけそうなので、質問してみました。
A:ごめんなさい、皆目なんのことやらわからないのです。カイヅカイブキのしごきって何ですか?
「しごき」といえばこちらでは表面のデコボコを平滑にするためにごく薄い仕上げ材を塗ることであったりするのですが、そちらで言うところの「しごき」とはどういう作業のことなのですか?
Q:16-2 マツの古葉取り(もみあげ)みたいな方法らしいのですが、その発言者の言葉を聞き違えていたかもしれません。
A:カイヅカイブキはちゃんと手入れしようとすれば結構手間のかかる木ですよね。ウチは刈り込むのがイヤだから木鋏で透かしたりしますから長い生垣だとそれだけで一日かかったりします。
時間も予算も無くて、しょうがないから今回は飛びを飛ばすだけ なんて時でも古葉だけはきちんと落とすようにはしています。古葉を払ってやるだけでも結構すっきりキレイになります。
手間が掛けられないからといって刈り込みで表面だけなめて、掃除もそこそこに終わりにしてしまうよりも、古葉を取り除いて陽を入れてやるほうが次の手入れの時に有効だと思います。同じ限られた時間なら私は後者を選びます。枝先を切るのはいつでも出来ますが、枯れ込んでしまった枝は元には戻りませんから古葉を積もらせっぱなしにするのはいけません。
ちなみにウチで古葉を払うと言えば、もっぱら軍手した手をつっこんでひたすらモミモミするしかありません。
「庭師の知恵袋」は昔読んだのにちっとも覚えていませんでした。竹べらと親指の腹に芽先をはさんでちぎるのでしょうね。私はやったことも見たこともありませんが。
ただ、お客さんにコニファーの手入れについて聞かれると、ハサミを使わず、こまめに指先でつまんで芽先をちぎってやっているだけで結構形が維持できることは話しています。
そもそも「しごく」という言葉を私は把握していなかったようで、辞書を引けば「扱く(しごく)」:(一方の手でにぎり, 片方の)手で強くこするようにして引くこと と書いてありました。もう一つの意味の〈激しく鍛える〉しか、私の脳にはインプットされていませんでした。(部活でしごかれた思い出がトラウマのようになっているのでしょうか?(笑)
不勉強でなんともお恥ずかしい、、、。方言か何かだと思っていました。