Q002:レッドロビンの植え替え(移植)時期は?

Q:庭に植えた紅かなめ(レッドロビン)が4年経って大きくなり過ぎたので(1.8mくらい)植え替えたいと思います。
今の時期でいいでしょうか。枯らしたくないので、最適な時期と、アドバイスを、どなたかいただけませんか。

A:枯らしたくないならば先に「根回し」をしておいて、3ヶ月~1年後に移植するのが一番安全です。「根回し」の時期は9月上旬から下旬が最適で、11月の声を聞いてしまうとちょっと遅いかなとは思いますが、レッドロビンに関していえば大丈夫でしょう(お住まいの地域にもよりますが)。
根回しは細根の発生を促すために行う作業で、なぜ必要かというと、通常木々は根の先端で水や栄養を吸っていて、その根の先端というのは枝張りの先端の下あたりと言われています。つまり幹の太さが円周20センチでも枝張りが2メートルあれば根は2メートル先から水を吸っているということになります。幹の下部の根は栄養を取るためというより、木を支える為にあるようなものです。根を損傷しないためには枝張り分の根鉢が必要なわけですがそれだけの大きさで掘るのは現実的に不可能ですし、大きすぎる根鉢を付けると吊り上げるときに根がその重さの土を支えねばならず、逆に痛めてしまったり土が落ちてしまったりしてしまうのです。根鉢の大きさは幹の直径の3倍程度が標準です。
根も枝と同じように、切ればそこから再生して細根を出します。根回しや根切りによって幹に近い部分(今は栄養を吸っていない部分)から養分が取れるようにそこに細根を発生させるわけです。
「根回し」は根鉢のほとんどぐるりを掘って根を切り、根巻きをして埋め戻しますが、ご質問の木程度でしたらスコップで幹から30センチ程度の周囲をザクッと突く「根切り」で充分でしょう。
根回しした木は来年の4月くらいに移植したらどうでしょうか。レッドロビンは根が荒い木なので今の時期(11月)に根回し無しでいきなり移植するのは素人さんでは難しいと思います。
言うまでもありませんが、根回しや移植をした時には葉っぱと根っこのバランスを保つために枝葉を剪定することをお忘れなく。
ついでに申し上げておきますと常緑樹落葉樹を問わず移植の時期はいつが最適かと問われればやはり9月頃でしょう。これから寒さに向かう今時期は木々の活動も鈍り、切られた根も再生しにくく、乾燥により痛みやすいので適期とは言えません。落葉樹は葉のない時期が移植も剪定もしやすいですが11月と2月では意味が違います。同じ寒い時期でも暖かさに向かう時が適しています。
家の建て替えや引越しで移植を頼まれることがありますが時期が悪いときはもう少し時期がずらせないものかと思う時もあります。移植の計画が発生したらなるべく早めに植木屋に相談してほしいものです。悪い時期に「来週中に引っ越すので」なんて言われても困ってしまいますから。もちろんプロはどういう時期であれ状況をわきまえてそれなりに移植も剪定もなんとかしてしまわなければならないんですがね。